酸素や水素といった気体の集め方について、気体の性質を利用して適切に気体を集める方法をおさえておきましょう。

気体の性質

気体の性質によって気体の集め方が異なります。気体を集めるうえで重要な性質は次の2点です。

水に溶けやすい気体か、水に溶けにくい気体か
空気より重い気体か、空気より重い気体か

気体を集めるうえで最初に注目するポイントは水に溶けやすい気体か、水に溶けにくい気体かです。
水に溶きにくい気体は全て水上置換法で集めることになります。

水に溶けやすい気体の場合は空気中で集めることができます。このとき、空気よりも重い(空気よりも密度が大きい)場合は下方置換法で集め、空気よりも軽い(空気よりも密度が小さい)
)場合は上方置換法で集めます。

水上置換法(すいじょうちかんほう)


水に溶けにくい気体を集める方法。
発生する気体を確認でき、純粋な気体を集めることできる。

水上置換法で集める主な気体

・酸素
・水素
・窒素
・一酸化炭素
・二酸化炭素
・一酸化窒素

上方置換法(じょうほうちかんほう)


水に溶けやすく空気よりも軽い気体を集める方法。

上方置換法で集める主な気体

・アンモニア
※水素も空気より軽い気体ですが、水素は空気中では爆発する気体ですので、安全上水上置換法で集めます。

下方置換法(かほうちかんほう)


水に溶けやすく空気よりも重い気体を集める方法。

下方置換法で集める主な気体

・塩素
・塩化水素
・二酸化炭素

気体の集め方まとめ

水上置換法⇒水に溶けにくい気体を集める方法。
上方置換法⇒水に溶けにくく空気よりも軽い気体を集める方法。
下方置換法⇒水に溶けにくく空気よりも重い気体を集める方法。

気体を集める方法を考える際は、最初に水に溶けやすい気体か、溶けにくい気体かを考えるのがポイントです!
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