無い袖は振れぬ(ないそではふれぬ)
何かと力になってあげたくても、お金も力もないのでどうすることもできないということ。
長いものには巻かれろ(ながいものにはまかれろ)
強い人や目上の人等、かないそうもない相手にはおとなしくしたがう方が得だということ。
泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)
悪いことの上にさらに悪いことがかさなることのたとえ。
情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
人に新設にしておくと、それはめぐりめぐってやがては自分のためになるのだから、人には親切にしなさいとの教え。
七転び八起き(ななころびやおき)
度重なる失敗にも屈せず奮起することのたとえ。また、人生の浮き沈みがはなはだしいことのたとえ。七転八起。
二階から目薬(にかいからめぐすり)
遠回しすぎて思うように届かないこと。効果があまりなくてもどかしいこと。
二度あることは三度ある(にどあることはさんどある)
物事は繰り返し起きることが多いから注意しなさいという教え。悪いことに使う。
二兎を追うものは一兎もえず(にとをおうものはいっともえず)
欲張ってふたつのことを一度にしようとすると、どちらもうまくいかないことのたとえ。
糠に釘(ぬかにくぎ)
効き目や手ごたえが全くないことのたとえ。
濡れ手で粟(ぬれてであわ)
苦労をせずにもうけること。
濡れぬ先の傘(ぬれぬさきのかさ)
何かを始める時は、前もって準備をしておくことが大切だという教え。
猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
人のそばにその人の好きなものを置いておくと危険だという教え。
猫に小判(ねこにこばん)
どんなに値打ちがあるものでも、その値打ちがわからない人にとっては何の役にも立たないということのたとえ。
能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
才能や実力のある人は、むやみやたらとそれを表に出さないという教え。
喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
つらいことや苦しいこと、受けた恩なども苦しい時が過ぎると忘れてしまうことのたとえ。
暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
なんの手ごたえもなく、張り合いのないこと。