大は小を兼ねる(だいはしょうをかねる)
大きいものは小さいものの代わりになるので、小さなものよりも大きいもののほうが約に立つ。
棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
思いがけない幸運がめぐってくることのたとえ。たなぼたと略して使われることが多い。開いた口へ牡丹餅という言葉もある。
忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)
人が忠告してくれる言葉は、自分の欠点や弱点を言われるのでなかなか素直に聞き入れにくいということ。
塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
どんなにわずかなものでも、少しずつ積み重ねていけば、やがては大きなことが達成できるという教え。
釣り落した魚は大きい(つりおとしたさかはおおきい)
もう少しというところで逃したものは、実際よりもずっと大きく感じること。
月とすっぽん(つきとすっぽん)
二つのものの間に非常に差のある事のたとえ。
出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)
優れて抜け出ているものは、とかく憎まれてしまう。また、さしでてふるまう者は制裁されることのたとえ。
灯台下暗し(とうだいもとくらし)
手近の事情はかえってわかりにくいものであるということ。
遠くの親類より近くの他人(とおくのしんるいよりちかくのたにん)
遠く離れてくらす親類よりも、近くに住んでいる他人のほうが、いざという時には頼りになるということ。
時は金なり(ときはかねなり)
時間は貴重で有効なものだから、無駄に費やしてはならない。
とらぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
狸をまだ捕まえていないうちから、その毛皮がいくらで売られるかを計算すること。
泥棒を捕まえて縄をなう(どろぼうをつかまえてなわをなう)
事が起こってからあわてて用意をすることのたとえ。
団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
どれもみな同じくらいで、特に優れたものがないこと。
飛んで火にいる夏の虫(とんでひにいるなつのむし)
危険と気づかずに、また、自分から進んで危険に飛び込むこと。