猿も木から落ちる(さるもきからおちる)
どんなに優れた名人でも、ときには失敗することもある。
触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)
物事に関係しなければ禍(わざわい)を招くことはない。
三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)
平凡な人間でも三人集まって考えればよい知恵が浮かぶというもの。
親しき中にも礼儀あり(したしきなかにもれいぎあり)
どんなに親しい間がらでも礼儀を忘れてはいけない。
釈迦に説法(しゃかにせっぽう)
自分よりもよく知っているその道の専門家に対して、自分のほうが詳しいような顔をして教えるおろかさのたとえ。
朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
人は付き合う相手によってよくも悪くもなる。友達を選ぶときはよく注意しなさいとの教え。
知らぬが仏(しらぬがほとけ)
知れば気になることが、知らないために心配もなく平気でいること。
好きこそ物の上手なれ(すきこそもののじょうずなれ)
好きなことは自分から進んで努力するものなので、いつの間にかうまくなるものだ。
過ぎたるはなお及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
程度を過ぎることは、たりないのと同じでよくない。何事もほどほどが良いという考え。
雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)
小さいときに身につけたことは、大きくなってからも忘れないものだというたとえ。
背に腹はかえられぬ(せにはらはかえられぬ)
大切なことのためには、他を犠牲にしてもやむを得ない。
善は急げ(ぜんはいそげ)
良いことをするのにためらうなという意味。
千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)
どんな大きな仕事でも、小さなことの積み重ねによって成し遂げられるという教え。
損して得取る(そんしてとくとる)
損をしてもそれをもとに大きな利益を得るようにすること。